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自分は子供のころはアトピーではありませんでした。花粉症でくしゃみが止まらず、意味不明で苦しみましたけど。しかし当時は『花粉症』という言葉がなくて、親に「早くちゃんと風邪を治せ」と怒られていました。風邪なら治したいけど、なんかそうじゃないんだ・・・と、悩む小学生でした。(笑)
皮膚炎が出始めたのは高校の最後ころ、受験勉強で夜中にインスタントラーメンを常食するようになってからです。
大学で一人暮らしをするようになってから特に悪くなり、病院で処方されるステロイド薬を大量に使用するようになりました。
皮膚科医の治療方針は「強いステロイドで皮膚を修復してから、徐々に弱い薬に切り替えていく」ということですから、修復が続かなければ、強いステロイドを何年も(自分の場合は10年以上)連用することになります。
苦しい状況が変わったのは、インターネットによるものでした。医者に質問しても答えてくれず、新聞やテレビでも語られない、目から鱗の真実をいろいろ知ることができました。
農薬などの化学物質のこと。化学合成ではない『石けん』のすばらしさ。そして特効薬であるはずのステロイドの被害について。
今ではインターネットもかなり普及し、自分が知り得た情報は、ネット上で楽に手に入れられると思います。それを総括するのは別の機会にゆずるとして、ここではひとつ、アトピー関係者にもあまり語られていない、最近になって気がついたことを報告しておきたいと思います。
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特効薬であるはずのステロイドによる『ステロイド皮膚炎』を、患者の多くが自覚しているのに、学会がそれを認めない理由として、ステロイドの変質しやすさがあるようです。ステロイド含有の塗り薬は昭和40年代にはすでに存在していて「よく効くけど、変質しやすく有効期限が短い」薬として知られていました。
すぐ変化するし、それに喘息や膠原病など、点滴でステロイドを投与する場合に比べたら、アトピーで使う量などはるかに少ないのです。ステロイドの全身投与を続ければ、副腎皮質の小型化や、循環器系の異常など、明らかな副作用が出ても不思議ではないけれど、塗り薬ぐらいなら、いくら使っても副作用が出るとは考えにくい。
それはそうなのです。
しかし、ネットでステロイド被害を告発する学者の某サイトに重要なことが書かれてありました。それは「ステロイドはコレステロールから作られる製剤で、活性を失ったステロイドはコレステロールにもどって蓄積される」という説です。
たしかに、ウイキペディアを見るとステロイドのコレステロールからの生成過程が化学的に解説してあります。
もちろんコレステロールはいったん身体に入ると血管や細胞に蓄積し、排泄されにくい物質として有名です。
脱ステ(脱ステロイド)経験者の多くは「時間がかかる」ことを実感しています。全く使わずに2〜3年でやっとひと息、完全にぬけたと感じるには10年以上・・・。これはステロイドが、コレステロールとして、皮膚深くに蓄積したと考えると納得できます。
さて、自分はステロイドを常用しなくなくなってからだいぶたちます。サバイバルのやり方を心得て、さほど悪くなることがなくなったからですが、5年ほど前から春の花粉に肌が反応するようになってきました。
食品の農薬被害などならば自分の工夫で避けることができますが、空中に漂う花粉では防ぐのが難しいのです。特に露出している顔、首、手が悪くなり、悲しくなってしまうのですが、シーズンが過ぎればきれいな状態に戻るので、あまりジタバタせずに家でゲームでもしてる、というのが最近の春の過ごし方でした。
でも、今年は、少しジタバタしてしまったのです。お金のための仕事が集中していたし、病院の人たちに薬を勧めらたこともあって。
予想通り、ステロイドは塗り薬も飲み薬も、自分にはもう全く効果がなかったのですが、問題はそのあとです。今年は花粉がなくなっても、なかなかよくなりません。しつこいステロイド皮膚炎が残りました。
皮膚炎の特効薬であるはずのステロイドで皮膚炎になってしまうなんて最悪・・・と、普通は考えるところでしょう。
でも、そうではないのです。苦しみながらも、やっとわかってきました。
おそらく僕の身体は、すでに人工ステロイドを異物として認識するようになっているのです。もちろん天然ステロイド(副腎皮質ホルモン)は自分の身体の中でも生成されている物質です。似ているので、多少のことなら身体がだまされていたと思うのですが、長年使って残留コレステロールまで貯まっていては、もう許容範囲を超えているわけです。
人工ステロイドの残留物が肌に浸透したら、それを除去しようと身体が働きます。痒みを起こし、かきむしることで、汚染された皮膚を新しくします。炎症を起こし、皮膚の強制代謝を促進します。
驚くべきは、身体がそういう状態になったら、天然ステロイド(副腎皮質ホルモン)は減少するということです。ステロイドは炎症を抑制するホルモン。ここはあえて炎症を抑えるホルモンを出さず、積極的に炎症を起こさせて、強制代謝しようとするわけです。これがとてもつらいのです。
実はこれは、近年流行のノロウイルス(急性胃腸炎)の治癒過程とよく似ています。激しい下痢を起こし、感染した細胞を強制代謝する仕組みです。下痢でトイレに通いながら不思議だったのは、何も食べていなくても、水分だけではない何かがけっこう出続けたこと。おそらくあれは、自分の腸だと思います。腸壁を削ってまで、ウイルスの増殖を押さえて、治癒にむかっていくわけです。自分の身体ながら、その大胆で高度なメカニズムに、便器を見ながら感動したものです。
かつてネットでアトピーを語る人たちの間で『分身ちゃん』という言葉が愛されていました。ふけのようにぽろぽろとはがれてくる皮膚のことです。「朝起きるとシーツが分身ちゃんだらけだったよ〜」みたいな。
でもそれも、汚染された皮膚を、せっせと強制排泄している身体のメカニズム、と考えれば納得なのです。
急性胃腸炎の場合、下痢止めを使うのはよくないと言われています。せっかく身体が異物を取り除こうと下痢になっているのに、それを薬で止めたら、病気が治りません。下痢は歓迎されるべきことです。ただし、下痢続きで脱水になったり、電解質のバランスが崩れたりするので、水分補給には気を配り、必要ならば点滴をしましょう、という話になります。
これを皮膚炎にあてはめて考えると、こうです。痒いならどんどん掻いて強制代謝してください。かゆみ止めを使うと治りません。ただし、皮膚の代謝が大量に進むので、タンパク質やビタミンが消費されますから、その適切な補充を心がけましょう、という話になります。
ちなみに、コレステロールも脂肪の一種ですが、人の身体というのは『油性の毒』は肌から排泄するようにできていると思います。水性のものは尿として出せるわけですが、油性のものは分解して水に溶かすか、肌から皮脂として出すかの、どちらかでしょう。
そもそもなぜアトピーになるのかといえば、農薬などの悪質な化学物質のなかで油性のものが肌に出てきている、というのが主因だと思います。
つまり、強い痒みがおき、かきむしって血だらけになるのは、身体が悪質な化学物質を排泄しようとしているの当然の姿、いわば正しい浄化過程なのだということ。
それを薬で抑えるのは間違っているし、その薬(ステロイド)が異物となり、肌を汚染し、さらに強制代謝が必要になる、ということ。
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自分は肌がよくなってしまうと、あまりこういうことは考えたくなくなって、文章にする機会を逸してしまいがちです。でも今回は頑張って書いてみました。
持論は医学的な裏付けがあるわけではなく、自分の身体で感じた個人的な実感に過ぎませんが、決して特殊な例ではないと思います。多少なりとも参考にしていただけたら幸いです。
また、ご自身がアトピーではなくても、苦しんでいる人が身近にいらっしゃったら、それは肌の強制代謝という治癒過程にいることを、わかってあげてもらえたらと思います。急性胃腸炎の下痢と同じです。
異物の代謝が済むまでは治らないこと。代謝が済めば治ること。
実は、当たり前で、簡単なことなのです。
追記
※ここでの『化学物質』とは、ケミカルインダストリーの生産物としてとらえています。
※肌の強制代謝中は、特にビタミンAの不足を感じます。多くの食品に入っていて普段は気にする必要のないビタミンだけど(そもそもサプリとして売ってないし)肌の粘膜を作るのに必要らしく大量消費されるらしい。ニンジンの炒め物、缶入りニンジンジュースなどで強制サプライするといい感じ。
※タンパク質やビタミンの摂取で、注意したいのは『養殖物』と『栄養食品』。養殖していない生サンマや生イワシなら一番安心。フルーツジュースは皮ごと絞るらしく農薬まみれを実感すること多し。ニンジンジュースが美味しいし、かなり安心。ビタミンなど栄養価をうたった食品は、ビタミンはあるのだろうけど、農薬もたっぷりで不安。いわゆる米油を使ったものに注意したい。田で使われた農薬は、米油に濃縮されて皮脂として出てくる。クッキー類が危険な感じ。
※乳製品にも注意したい。きちんと生産された乳製品は安くない。安いものには理由がある。無理な低価格競争が牛たちの健康を破壊している実体は、酪農現場のレポートに接するとよくわかる。最近、若い女性の乳ガンが急増しているらしいが、劣悪な原料で作られたヨーグルトを常食していたら当然のことかもしれない。
※漢方は難しいです。『肌に効く系』の漢方薬は、肌の強制代謝を促進するらしく、見た目はむしろ最悪になることも。その方が早く治るのかもしれないけれど、いずれにしろ数日程度で治るものでもなく、見た目が悪いままでの暮らしはつらいです。日数はかかっても、ゆるやかに代謝してもらいたい、と考えると、使わない方がいい。使うとしたら自宅待機できる長期連休中か、治り間際のころじゃないでしょうか。それとは別に、肌の強制代謝で疲労した腎・肝をサポートする『腎・肝に効く系』の漢方は、間接的ながら幸せな効果を実感することがありました。本当は『副腎を活性化する系』というのがあれば一番いいけれど、そういう漢方にはまだ出会っていません。
追記 2
そして、結局、今年も決定打はこれだった・・・
肌の強制代謝の状態になると、僕はいつも腰痛になるんです。原因はいまだにわからないけれど、毎度のことなので関係は絶対にあるはず。たぶん天然ステロイドの不足が原因で、痛みをおこしやすいところが痛む、ということだと想像しています。レントゲンでは「異常とまでは言えないけれど、骨の形から痛みが起こりやすい狭い箇所はある」と言われたし。
で、以前、腰痛が我慢できないほどになったときに、近医でマイクロ波による深部温熱療法をやってもらいました。おばあちゃんたちの言うところの『電気』治療です。10分ほど、腰に機械をあて暖めるだけ、といえばそうなのだけど、たぶんこれが僕の副腎を刺激してくれるのだと思う。痛いのは腰骨だけど、副腎はその脇にあるはずだから。これで副腎が目覚めて、自前のホルモンが出始めると、肌の症状も一気に改善にむかうのです。
最初は、アトピーと腰痛の関係もわからなかったし、マイクロ波の温熱療法で良くなるのも理屈がわからなかったけど、どちらも一度や二度のことではないのです。毎度毎度そうだから、理屈ぬきに言い切ってしまうしかない。
副腎を活性化する裏技は、整形対応している医院で腰痛を訴え、マイクロ波温熱療法をやってもらい、活性化を促す温湿布を張ること。
ちなみにマイクロ波温熱療法は一回500円ほどです。安い!(笑)
(2008 5/8)