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2002日韓W杯
 日本も韓国も、めでたくW杯で初勝利。優勝候補筆頭のフランスが一勝もできず、スター選手の過密日程が問題視。



1998フランスW杯
 前回欧州予選落ちだったフランスが大逆襲、決勝でブラジルも破って優勝。日本も初出場するも勝ち点はゼロ。 



1994アメリカW杯
 スタートから苦労続きのイタリアが決勝まで。バレージの守備がすごかったけど、決勝で0:0のPKなんてW杯の恥だっ!! 暑さを甘く見ていたアフリカ勢がふるわず、しっかり準備していたスゥェーデンのベスト4が美しかった。



1990イタリアW杯
 ワタクシ、この大会は見ませんでした。ブッフバルトがマラドーナを押さえこんでドイツ優勝だったらしい。



1986メキシコW杯
 史上最高の盛り上がり、これぞワールドカップ。マラドーナの神業、リードされても全員攻撃で同点にしていくドイツの粘り、あの準決勝は永遠に不滅です!!



 まだあまり認知されていないようですが、2006ドイツW杯は面白いのです。なぜならそれは僕が期待しているからです。ということではなくて、実は!! ちゃんと隠れた理由があることを、ここにどどんと明らかにしてしまうぞ。

 ドイツ人のイメージというと、質実剛健、でもハメを外すととんでもない、みたいな。まあハメを外したときのことは、ここではとりあえずおいといて、その真面目な職人気質から、実はドイツは「芝がすばらしい」ということで有名なのであります。あまりに芝はよすぎて、ドイツで育った選手は他の国でプレイできなくなる、と言われるほど。例えばフランスワールドカップがそうでした。フランスのガタガタのグラウンドでは、ドイツ選手の堅実なパス回しが乱れがちで、いいところなく負けてしまいました。

 そういう意味で、実はアタシは日韓W杯では、ドイツに最初から期待してました。ヨーロッパ予選でさんざん苦労して、けが人も抱えてしまった(守備のかなめだったセンターバックのノボトニーの負傷が致命的)ドイツに、多くを期待する人は誰もいませんでした。サンマさんも含めて。しかしなんといっても日本のグランドは芝がよいのです。韓国のことは知らなかったけど、しかし本番ではやはり真面目にいいグランド整備してましたね。こういう真面目に整備された極東のグラウンドでなら、きっとドイツが本領発揮するはず、と予想していたら、まさにその通りではありませんか!! みごと決勝まで進出してしまったのであります。まあ、決勝ではブラジルに力負けしちゃったけど、あそこで勝ったら次の自国開催は何をすればいいの? ってむしろ困ると思うし、次回にテーマを残して、まあまあ理想的な結果だったということなのです。
 
 思えばここしばらく「純粋にサッカーを見る」という意味では、W杯はやや不完全な状況が続いていると思う。90年イタリア大会は、自分は仕事が多忙だったのですっぽり人生から抜け落ちているんですが、その後の94アメリカW杯以降は、それぞれ難あり。
 94アメリカW杯は、暑すぎでしたよね。アメフト用の屋内競技場は毎試合40度超の灼熱地獄。暑さの中で「いかに体力を温存するか」という、変なところで勝敗が決まってしまう暑い暑い大会でした。思えば準々決勝で汗まみれのドイツが、ストイチコフ率いるブルガリアのヨーグルト持久力軍に、ゲルマン魂を発揮することなく「あじあじ」の「ばてばて」で、二日酔いの椎名誠みたいにあえなく敗退したのが象徴的でした。

 98フランスW杯は、気候的には特に問題を感じなかったけど、グランドが酷かった。決勝のフランス・ブラジル戦なんか、テレビで見てても芝ボロボロ。まるでテニスのウインブルドン決勝のようではありませんか。普段からそういうのでやりなれている南米やセリエAの選手はいいだろうけど。ていうか、そういうグランドでいつもやっている人たちにとっては、それが普通なわけで。デンマークのラウドルップたちが割りきったように空中パスをつないでいたのが思い出されます。

 そして我が02日韓W杯は、グランドはよくても、また、さほど酷暑でなくても、とにかくまとわりつく湿度のべたべたが大問題。北半球でやる以上、夏の大会になるのは仕方がないけれど、あのじっとりまとわりつく湿度に「ここはベトナムか、ベトナム戦争もこうだったのかぁ・・・」と嘆いていた選手は多いはず。実際、アメリカがベトナムゲリラに勝てなかったのと似て、フランスは一勝もできなかったし、アルゼンチンもグループリーグで敗退。優勝候補といわれたポルトガルやイタリアが韓国に敗れてしまうし。(フィーゴら黄金世代のピークを迎えたポルトガルを、優勝候補に上げた人は多かったけど)

 暑さ、芝、湿度・・・そう考えると、ドイツ大会はかなりベストなのではないか、と思いませんか、みなさん!! まあ夏なので暑いことは暑いでしょうけど、40度の灼熱地獄ではないだろうし、湿度も問題ないだろうし、芝の良さは言うまでもない、と。もしも近年の異常気候で「ヨーロッパ大雨」とか、ないわけではないですけど、ま、異常気候だったらこれはマジで仕方ないというもの。そんなことでもない限り、きっと素晴らしい大会になってくれるはず。今度こそはピュアに、高度なサッカーを満喫できる大会になるのではないか、と。

 しかし!! 環境が整っても、出場チームはどうよと、実はヒトコト言っておきたい。初出場の国が多すぎっす。アフリカはチェニジア以外の4チーム全て見たことないチームだし、ウルグアイをプレーオフで破ったオーストラリアもほとんど未知のチーム。そんでもって、なんとなくそれらのチームが強そうなんですよね。イングランドプレミアリーグ最強のチェルシーでFWやってる選手たちがアフリカの新興チームにいたりするわけで、つまりアフリカの身体能力高い選手たちが自陣をがっちり守って、スーパーフォワードがカウンター、となればシード国だって楽観できないはず。

 個人的に、常連国の中では、またまたスゥェーデンが大注目なんです。セリエAで独走を始めたユベントスの看板FWのイブライモビッチと、ヨーロッパ最強チームと言われるバルセロナで活躍しているFWラーションのツートップとなれば、うらやましい限りの組み合わせではないですか。
 開催国ドイツは、まだよくわからないけど、最近になって若返りを図り、それなりに成功しているらしい。濃いめの笑顔が印象的なパワーMFバラックが攻撃の中心になるのは前回W杯と同じみたいですが、若返った守備陣の安定が鍵か?
 日本と同じグループに入ったブラジルも、タレント豊富で死角なしの最強チームなのはいうまでもなし。
 その他の国の情報も、これから大会が近づくといろいろ入ってくるでしょう。

 ま、今は、このへんで。とにかくドイツW杯のキーワードは「良い芝」です。意外に南米勢が苦戦し、日本にチャンスあり・・・かも!!

(2006 1月)