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決してリッチになった
わけではないけど
子供に比べたらちょっとはまし。
その「ちょっと」に気づくと
意外だし、面白いかも。
でも中高生のバリバリのやつらと
比べちゃうと落ち込みそう。
なにはともあれ
よいサッカーボール選びは
「大人の遊び」ですよね。
・・・え、ちがう?
(N) |
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それにしても
どうしてそんなに
ボールを買うかというと
夜の練習でネットを超えて
植え込みに入っちゃうから。
見つからないことあるんです。
チャーリーブラウンにとっての
「凧(たこ)食いの木」と同じ。
サッカーボールを食う植え込み。
ムシャムシャ・・・
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女の人にサッカーを勧めたら「ボールを蹴ると足が痛くなる」と言われたことがあります。えー、そーかなーって思ってたけど、意外なとこで自分も経験してしまった。この夏から使っていたのはミズノのフワフワ快感ボールだったんだけど、夜に雑木林にけり込んでなくしてしまって、インターネットで次のを注文したわけですが、どうしても届く前に運動したい日があった。で、たまたま通りかかった近くのスーパーの二階のオモチャなどを売っているコーナーに、5号(大人が使うサイズ)のサッカーボールが980円で売っていて、「ダメもと」で買ってみたんです。予想はしていたけど、これが想像をはるかに超えて銀河系「ダメダメ」ボールですごかった。こういうボールが世の中に存在することが信じられなかった、自分の認識の甘さを思い知らされた、ていうか、正直、勉強になった。
その980円ボールは、何について書いても激しく限界突破の超最低品質なんですが、とりあえず見た目は普通のサッカーボール。新品の人工皮革はそれなりにつやつやで、重量も普通、指で押すとややごわごわな感じもするけど、ニューボールだしまあこんなものか、と。 しかし!! グランドで蹴ってみると「え?」「な、なんだ!?」と、異次元の強さの敵に遭遇したアムロ状態。それはまるで鮨のつもりで口に入れたものが消しゴムだったとか、胃薬のつもりで飲んだものが小麦粉だったとか、そんなふう。驚くべき本性がついにあきらかになったのである。全然飛ばないのだ。え、なにこれ? って。バウンドさせると弾まないし。イクラみたいにペタって地面と一体化するし。べつに空気が入ってないわけじゃないんです。空気とかそういう問題以前に、たぶん皮が厚くて鈍感で跳ねないんです。ショックを吸収しちゃうんです。脂肪のかたまりみたいなものです。コンクリートにあたっても、ペタペタっとなさけなく失速するし。フットサルか、フットモンキーか、おまえは!!
でもせっかく買っちゃったんだし、めげてなるものか、させるかーと、頑張ってポイントを探して力一杯蹴ると、え? 足が痛い!? ここで足というのは足首とか関節のことではなく、単純にボールが当たる皮膚なんです。ペチャって、平手ではたかれたような痛さじゃんよ。アタシのカンガルー革サッカーシューズでは薄すぎて、金属入り安全靴で蹴らなきゃダメだこりゃ。
そして気がついてしまったのです。サッカーを勧めて「足が痛くなる」と答えていた女性は、いいボールでやったことないのかも、ということに。ていうか、学校の授業で使うサッカーボールぐらいだと、どうしてもいいもの買えませんよね。足痛いっすよね。僕が子供/学生のころも、小学校の4号ボールはともかくとして、中学の5号では足が痛くなるようなボールが多かった。社会人になって何度か練習に参加させてもらったことがあるけど、やはり足が痛くなるボールはよく使われていました。ボールなんてみんな同じ、検定球ならオッケー、安ければ安いほどいい、みたいな買い方をすると、やっぱそうなるのかも。
ここでうんちくっぽく語ってしまうと、ボールの価格相場はおおざっぱに三段階と考えていいでしょう。
高い方から行くと、まずJリーグが公式戦で使用している芝用のボールは一万円を超えます。憧れのプロ用ボール。僕もまだ使ったことありません。(; ;) 「芝用」とあえて明言してあるのは、きっとソフトなボールタッチを優先して、表面は傷つきやすい傾向にあるのかも。レーシング用のソフトタイヤみたいなもの。わかんないけど。誰か本当のことを知っていたら教えてください。
次は定価五〜四千円のメーカー品。一万円を超えるプロ用ボールのレプリカという位置づけが多いみたい。プロ用ボールはワールドカップやヨーロッパチャンピオンズリーグなど、大きな大会で新デザイン・新ボールが使われるので、それぞれのレプリカというとかなりバリエーションも豊富だったり。僕がお世話になるのも基本的にこのクラスです。いちおう30メートル近いストレートキックも、回転をかけて曲げるこすりキックも、それなりに成功してくれます。メーカーでは、やはりアディダスが耐久性がすごくて「さすが作りがしっかりしているな」としみじみ。ミズノの最新ボールも意外なほどよかった。プロっぽいソフトなふかふか感がまさに現代のサッカーボール。モルテンは標準的な性能でありながら、価格が安めで安全パイ。ナイキはまだ使ったことないけど、今はシューズがナイキなので近いうちに試してみたいです。
さて、残るは二千円を切るような激安品。定価というわけでなく、処分価格もふくんでのことですけど。学校むけに10個セットで、みたいな量販もあるようです。このへんはさすがに「ものがいい」とは言えないみたい。あの超絶980円ボールのあとにネット通販で届いた国産M社の1680円ボールも、やはり値段相応。真ん中の重心を蹴るとよく飛ぶけど、外すと全然ダメっす。足に張り付いてくるような微妙な感覚はほとんどゼロ。カーブかけるにも、とにかく重心にあてておかないと飛ばないので、サイドキックで擦ってコーナーを狙うなんて無理。高速系のまぐれねらいキックになっちゃう。ま、ヒトコトで言って「昔のサッカー」って感じです。ボールコントロールよりも走ってなんぼの体育会系サッカーむけ。それでもスーパーで買った980円に比べればはるかにマシだけど。ていうか980円のサッカーボールって、もうサッカーボールと言えないほど異次元品質だし。
こないだインターネットラジオを聞いていて「大人買い」が話題になっていました。普通ばら売りしているチロルチョコを一箱800円で買っちゃった、みたいな。いろいろ大人買い体験を語り合っていたけど、それを聞いて「僕はあんまり近所の駄菓子屋に出入りしなかったし、大人買いってないかもなー」って思いました。しかしサッカーボールに関しては十分大人買いかも。
子供や学生が買うといったら、やっぱ2000円ぐらいでなんとかしようと探すと思うんだけど、そういう安いボールをスルーして、当然のように中級クラスの5000円ボールに手を出す。(実際にはそこから2〜3割値引きしているやつを選ぶけど)「アディダスは飽きたから、ナイキを試してみようかな」とか。そういうちゃんとしたボールを使って空き地で練習してると、子供たちから「スゲー」って言われることもあるフリーキックが蹴れるわけですな。(ていうか、蹴れるときもあるわけです)
ところで、関係ないけど、サッカーボールって「美しい」のです。一度グランドで使うともうダメだけど、おニューのボールの美しさにはいつもほれぼれしてしまいます。つやつやだし、印刷がくっきり鮮やかだし、形が正確だし、ホント、美しいっす。部屋のインテリアにうってつけだと思います。たとえサッカーしないご家庭でも、インテリアとしてぜひひとつ!!
僕もいつか広い部屋に住めるようになったら、サッカーボールを飾りたいなと思ってます。使っているボールがダメになってきたら、飾っていたのをおろして、また新しいのを飾る、と。年の初めには御神酒を捧げて、足の安全と、技術向上を祈願する、と。・・・。う〜ん、かなり大人っぽくない?
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